秋期恒例の見学会が今年も、計量器工業部会・環境計量証明部会共催にて開催されました。部会間交流をはかるべく、他部会へも広く参加募集をし、合計33名の参加者が三重県東海方面を訪問しました。

1) 株式会社東海テクノ（三重県四日市市）

東海地方で環境計量証明事業所として活躍中の企業、㈱東海テクノ様を訪問しました。品質・価格・納期への徹底的なこだわりから、さまざまな自社システムの開発を独自に行っている非常に意欲的な企業でした。開発された自社システムは、さまざまな役割を担う社員が、同じ管理下で、同じ結果を見据えた行動ができるように構築されており、よく設計されているなぁと非常に感心いたしました。社内システムの域を超え、ぜひ世の中に流通させていただきたいです。また、社内で構築されたシステムは社内利益につながるだけではなく、すべては顧客サービス＆顧客満足につながる最良のすばらしい取組みであり、大変勉強になりました。

2) 秤乃館（三重県四日市市）

業界の有名人、秤屋健蔵氏の個人コレクション収蔵館でもある『秤乃館』を見学しました。秤乃館は秤屋健蔵氏が四十四年をかけて収集した個人の収集品の展示館であり、古くは室町時代の物から、国内に二つしかない収蔵品を始め、金、銀、繭や人馬、大砲をはかるための秤など一万点以上の秤が収蔵されておりました。人の悪口は言わない、人とのご縁を大事に生きてこられた館長の人生訓を拝聴し、非常にためになる時間を過ごすことができました。しかし、館長である秤屋氏は、この素晴らしい収集品を後世に残すべく、これらを後継者に譲り、来年の三月には、この館を閉館されることが決まっております。偶然のタイミングで、この館に訪れることができ本当によかったと思いました。

3) 伊勢神宮　内宮　（三重県伊勢市）

協会の一般社団法人化設立５周年を迎え、今後の発展を期して、式年遷宮を迎える伊勢神宮へお参りし、今年の見学会を締めくくりました。